ダイエットはお食事が中心ですが、実は規則正しい生活リズムもかなり重要です。
ダイエットを成功させて理想の体型になりたいのなら、まずは睡眠の時間を十分に確保して
さらに良質な睡眠をとることが大切です。
今回は睡眠とダイエットの関係性
痩せるための睡眠方法やダイエット以外にもたらす効果などもお伝えします。

ダイエット成功のカギを握る「成長ホルモン」
睡眠中には美容や健康に大きくかかわる「成長ホルモン」が分泌されます。
成長ホルモンは寝ている間に分泌され、1日当たり約300kcalの脂肪を分解してくれると言われています。
ただし眠りの質が浅ければ分泌が減って、一晩に約200kcalの脂肪が分泌されずに蓄積されてしまう計算です。
単純計算で1ヵ月に200kcal×30日=6000kcal
体重1㎏あたりの脂肪はお夜を7200kcalなので、きちんと睡眠ができていないと
毎月1㎏近くの脂肪が蓄積されていることになるのです!!
これだけでも睡眠が大切だという事はおわかりいただけますね。
他にも成長ホルモンには筋肉を発達させる働きがあるため、良質な睡眠を確保することは非常に重要です!
また成長ホルモンは夜10時から夜中3時までが最も分泌されやすいことが分かっています。
就寝時間も意識できるとよりダイエット効果も期待できます!
食欲抑制ホルモン「レプチン」
また睡眠中には成長ホルモンだけでなく、食欲を抑えるホルモンである
「レプチン」も分泌されます。つまり睡眠不足になるとレプチンの分泌量が減少
食欲増進に繋がり、たくさん食べてしまうということも!!
ダイエット中の食事がとてもつらいものになってしまう可能性があります!
太りやすい身体にならないためにも、睡眠時間をしっかりと確保して、規則正しい生活を心がけていきましょう!
良質な睡眠がもたらす効果はダイエット効果だけでなく他にも嬉しい効果がたくさん!
アンチエイジング効果
美肌などお肌の調子を整ええることに睡眠は欠かせません。
寝ている間に分泌される成長ホルモンはお肌のターンオーバーを活性化させる働きがあります。
この成長ホルモンによって肌は新陳代謝を起こし、古い角質や汚れを落として新しい肌へとお生まれ変わります!
睡眠不足で肌のターンオーバーのサイクルが遅くなったりすると、ニキビなどの肌荒れに繋がるので
注意が必要です!
心身の疲労回復
ダイエットを頑張ろうと有酸素運動やトレーニングをたくさん行っても
睡眠不足で体力や筋肉が回復できなかったら本末転倒です!
またダイエットに気合が入って寝る時間を削ってまで筋トレを行う方もおられますが
逆効果になっている場合もあります!
睡眠不足になると身体だけでなく精神的な疲れも取れにくくなります。
せっかくダイエットのために食事や運動をしっかり頑張っているのですから、休むことも大切です。
成長ホルモンは体内の修復や回復の促進、自律神経を整える効果も期待できます。
心身の回復のためにも質のいい睡眠を心がけましょう。
ストレス解消
人は睡眠によって心身の修復、体内の修復を行います。
しかし睡眠時間が少ないと体力的にも精神的にも修復ができず
ストレスが溜まりやすくなります。
休みの日にたくさん寝るから大丈夫!という方もいますが、毎日の習慣が大切です。
ストレス解消のためにも毎日規則正しく睡眠ができるように意識しましょう。

さらに睡眠時間は大切ですが、ただ長時間寝ればいいというわけではありません
良質な睡眠をとることが大切です。
良質な睡眠をとるための生活習慣をお伝えします。
寝る前のスマホやパソコンをやめる
寝る前にスマホやパソコンの画面を見ると、寝つきが悪くなることがあります。
これは画面が発するブルーライトによって「メラトニン」というホルモンの分泌が妨げられてしまうためです。
「メラトニン」とは脳の松果体と呼ばれる部分から分泌され、
体内時計に働きかけることで、自然な眠りを誘う作用があります。
良質な睡眠をとるにはこのメラトニンの分泌を促すことが大切です。
寝る前のブルーライトはできるだけ控えるようにしましょう。
寝る前のカフェイン・アルコールは控える
コーヒーなどのカフェイン入り飲料は飲む時間を考量する必要があります。
カフェインには覚醒作用があるため、眠れなくなることがあるということがわかっています。
コーヒーだけでなく、緑茶や紅茶などにも微量のカフェインが含まれているので気を付けましょう。
また眠れないからとアルコールを飲む方もいます。
たしかに眠れるかもしれませんが、深い睡眠にはつながらず、覚醒作用があるため途中で目が覚めやすいです。
良質な睡眠にはつながらないので控えるようにしましょう。
寝る前に身体を温める
手先が冷えているとなかなか眠れない経験ありませんか?
身体が冷えていると体温調節が上手くできず寝つきが悪くなってしまう事が分かっています。
就寝前には身体を温めるようにセルフケアしていきましょう。
例えば
湯船につかる
ストレッチやマッサージ
白湯を飲む
など、どれも簡単にできることなので体が冷えていて眠れない方はぜひお試しください。
6~8時間は寝るようにする
必要な睡眠時間は人それぞれ違いますが、痩せやすい体質になるには睡眠中に成長ホルモンを分泌させることがとても重要です。
実際に1日に眠る時間が6時間未満の人は7~9時間寝る人に比べ、30%も肥満になる確率が高い
というデータもあります!
最低でも6時間以上の睡眠は心がけましょう。

いかがでしたか?
このようにダイエットにおいて睡眠の質を上げることは非常に大切です!
せっかくお菓子を我慢したり、運動したりしても、深い睡眠がとれていないと
食事制限のいい結果が得られないこともあります。
バランスのとれた食事と運動で
食べた分の摂取カロリー<基礎代謝+運動による消費カロリーを
目指しましょう!!